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2005-09-19(Mon) [長年日記]

7:43現在靄 19℃

> [niseko] いい天気になった

今日は連休最終日。さすがにいい天気です。晴れてます。

> [days] 一昨日から昨夜…

大トロ

一昨日は奥さんの友人が一人東京から来道。夜は阿武茶でご飯をいただき、その後帰宅して就寝。朝起きてから「小樽に行ってから函館に行きたい(函館からフェリーで帰る)」と、驚愕の旅程をリクエストされたので、とりあえず小樽へ。なにか北海道らしいものを食べたいということだったので、きむが一度連れて行ってくれた豊寿司へ。

たくさん食べたんだけど、ほとんど写真を撮らなかった。いや、撮る暇がないほどであった。

お好みで腹一杯食べて一人 5,000 円。少し贅沢したけれども、毎日食べているわけではなく、たまの贅沢ということでご勘弁を。

ご友人は 16 時ごろに小樽を出発し、函館へ向かう。

> [days] その後は久々に映画鑑賞(辛口評論の項目)

亡国のイージスが見たかったので、小樽のワーナーマイカルシネマへ。しかし、すでにロードショーは終わっているらしくガッカリ。

調べてみたら札幌のユナイテッドシネマでやっていることがわかり、小樽から札幌へ移動。無事に目的の映画を観る。

なるべくネタバレの無いように感想を書いておく…

まず良かった点。

海上自衛隊、航空自衛隊、防衛庁がバックアップしているだけあって、イージス艦や潜水艦がいままでの映画とは違う迫力です。これはすばらしい。いままでの日本映画ではなしえなかった迫力があったように思います。

いやぁ、良かった良かった…だけでは済まないんだよなぁ。ここから先は悪いところ。

まずね、絶対に脚本が悪い。日本の映画全体的に言えることなのかもしれないけど、原作にあるものすべての要素を入れようとしすぎていて、小説を読んでいない人には何がなんだかわからないと思う(事実、原作を読んでいないうちの嫁はかなり憤慨していた(笑))。書きたいことは山ほどあるのだけど、たとえば、イージス艦を乗っ取るヨンファ。いや、中井貴一は素晴らしかった。この映画で一番の熱演です。しかしながら、その妹のジョンヒと部下のドンチョルは、出す必要性がまったくないだろう。たしかに原作では重要な役回りをしていたけど、あんな感じの映画にするには妹を出す必要性はまったくない。ってか、意味がわからないと思うぞ。あれだけの出演では。

他にもある。戦闘は終わり、宮津副長の妻が墓参りに行くシーン。あそこもいらない。妻役の原田美枝子を出したかっただけじゃないか?ちなみに嫁は「寺尾聰と原田美枝子の組み合わせで幻滅した」とのこと(私よりも辛辣である)。

あと仙石先任伍長と如月1等海士の心の交流ね。原作ではかなり丁寧に描かれているんだけど、これがほとんどわからない。あの如月の心の葛藤が原作の1つの面白さだと思うんだけど、脚本にでは、比較的スラリと流されている。いや、ちゃんと描かれているんだけど、不必要な余計なシーンが多かったから描ききれなかったんだろう。これも脚本の問題。日本の漫画は「デフォルメと省略」の素晴らしさで世界一の文化とも評されるようになったわけだが、日本の映画ではそれができないらしい。

かつて日本の特撮は素晴らしかった。円谷英二氏を筆頭に国威発揚映画において、戦艦などを撮影するために大きなプールにでかい模型を浮かべて、迫力ある映像を表現しようとしていた。それはゴジラやガメラなどの映画に連綿と受け継がれていくわけだが、イギリスからサンダーバードが出てきて、その迫力に「これは相当でかい模型を使っているなぁ」と感心したことがあるそうだ。

しかし、サンダーバードを製作したジェリー・アンダーソンのチームは、お金がなかったからそんなにでかい模型などは作れるわけもない。そこで活躍したのがデフォルメと省略。フワフワのゴムで作ったタイヤに緩く空気を入れて大きくバウンドさせる。大きな作業車が走ると迫力ある揺れが表現できる。実際にそんなに揺れたら乗員は大変なことになってしまうのだけど、そのあり得ないほどの大きな揺れを見た視聴者は、ものすごい迫力を感じる。私の表現力ではちゃんと表現できないけど、とにかくデフォルメと省略というのは、ものを表現する上で非常に重要なファクターである。この辺り、踊る大捜査線はちゃんとできているように思う。

閑話休題。話を亡国のイージスに戻す。

原作を読んでからであれば、話の流れは理解できるし、原作にあった多くの要素を「おお、こう表現してるんだ」とわかる。でも、映画を見るために原作を読んでこいなどとは言えないだろう。

それ以外にも「おいおい、なぜ撃たれた人間が突然元気になるんだ?」というツッコミもしたかった。さっきまで死にかけていた人間が突然動き回るのだ。ゾンビかっつーの!

やっぱり、日本映画の大作ってのはがっかりさせられてしまう。と結論を書くとかなりネガティブなので、亡国のイージスにあえてプラスの評価をすると「防衛庁の全面協力に30点、中井貴一の演技に20点。合計50点」としておきたい。

映画ってのは2時間にフィルムをおさめるために(客の回転数を上げるためとフィルムの原価を押さえるためとも言う)、配給会社にとっては「とにかく短く」が基本だ。しかし、監督にとっては、あのシーンやこんなシーンも登場させて、表現したいことがたくさんあるから「とにかくすべてを出したい」と考えている。そのせめぎ合いが編集だ。ハリウッド映画は好きではないけど、その辺りのせめぎ合いにより、不必要なシーンはカットされてしまう。どうしても、入れたいシーンがあれば、監督ってのはとにかく理由を付けてカットさせないのだ。そういうことがしっかりできていないんじゃないかなぁ?

いろいろと書いたけど、これがド素人が感じた素直な思いです。間違いもあるかもしれないけど、その辺りはド素人ということでご容赦を。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]
>> さんちゃ (2005-09-19(Mon) 10:49)

たまの贅沢って言っても、良質の物が安価で食べられるよねぇ。
転勤で北海道に居たときは、「いいなぁ、毎日蟹やメロン食べてるんだよねぇ」って勘違いな友人多数・・・

>> IKEG (2005-09-19(Mon) 13:50)

数日前にローレライをDVDで観たけど感想が鏡に映したよう、説明セリフの間だけ時間が止まった様ってのなかった?

>> おが (2005-09-19(Mon) 14:00)

やっぱり、ローレライもそうだったのかぁ(笑)。今度、ひっそりと DVD を見てみます。

>> benjamin (2005-09-19(Mon) 17:51)

改めてメールするけど、日曜は札幌、月曜は小樽に泊まることにしました。なので日曜夜@札幌、月曜昼@ニセコor洞爺、月曜夜@小樽って辺りでご一緒して下さいな。

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